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焼鈍しについて

一般的に鉄製品は大手鉄鋼会社から出てきたときの 素材段階より様々な行程を経て最終製品になります が、その行程の中でいろいろと形を変えていきます。 その形を変える行程で鉄内部にひずみが発生したり、 加工が強すぎると割れてしまいます。

このようなひずみを取ったり加工割れを防ぐ熱処理が 焼き鈍し(焼鈍)です。 焼き鈍しには、用途によって 「完全焼鈍し」「球状化焼鈍し」「応力除去焼鈍し」などがあります。 最終製品に近い状態で行われる熱処理の焼き入れは 鉄を硬くすることが目的ですが、素材段階で行われる 焼き鈍しは鉄を柔らかくすることが目的です。

熱処理の特徴

雰囲気ガス 処理鋼種又は用途
N2 C=15以下の鋼材
後行程に各種メッキが施されるものに適します。
RX S25C-S45C
C=15を超える鋼材
SCR材、SCM材、SNC材、SNCM材、SAE1018 その他硬鋼・特殊鋼
大気焼鈍 なまし鉄線等のC=6以下の鋼材

 

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